大津司郎、Go Global Africa塾

Go Global Africa 短信(アーカイブ)

2013年: |〜9.28〜10.5〜10.23〜11.6〜11.22〜12.31
2014年: |〜1.19〜3.3〜5.20〜9.24
2015年: |〜1.24 |〜2.18
配信日 内容
2015.1.24

●拘束されている二人への心配と解放への努力を最大限多としながらも、垣間見るテレビ報道などから見えるのは中東関係の学者、研究者はそれなりに多くいるものの、今回のような問題に関しての現場、フィ―ルドにおける専門家、本当のプロは皆無だということだ(数回の渡航で何かできる柔な世界ではない、ジャナリストはこうした問題については所詮素人だ、逆に企業の中には僅かながらいるかもしれないが)、こうした問題、セキュリティ専門のシンクタンク、またプロの同コンサルタント、さらにネットワ―クの構築等々、膨大な時間と金の投資があってはじめて成り立つ世界だ、この国に欠落し、最も遅れている分野だ、早急な構築が必須だ(政府は急いでいると聞く)
*二人の無事な解放を祈りつつ、結局いろんな意味で鍵を握っているのはアメリカなのかとも思う

2015.1.22

人質/感情論をぬきに参考のために

●テログル―プが台頭する今の時代、危険地域で活動するNGO,ジャナリスト、企業スタッフが一番やってはいけないこと→〈誘拐される〉こと→何故なら偶発的銃撃戦、爆弾テロよりも防ぎようがあり、さらにかける迷惑(金銭、心配など)のレベルが違う
●誘拐される、されないの分かれ目→ガイド/運転手の選定、あるいは支払う金額、値切りは厳禁、自分の命を値切ると同じ、取材の成否はこの選定がすべて(これまで人質として捕まった欧米人のガイド運転手のすべてには共通点があるはず→売り渡しビジネス)
●この国ほど〈セキュリティ/身の安全確保〉にノ―天気な国はない、今回マスコミ・メディア、識者で〈セキュリティ〉への言及はほとんどなし、大甘、ナイ―ブ過ぎる、欧米のNGO,ジャナリストの間には分厚いセキュリティに関しての原則・ガイド本がある、つまりセキュリティ〈身の安全確保〉を超えるプライオリティは存在しないということ
以上一部体験をもとに書いてみました

2015.1.13

〈アフリカ・メディアは怒っている〉

●1月7日ナイジェリア北部チャド湖に面した漁村Baga(2001年、近くの島に上陸取材)を中心に多くの村と国際部隊(IMJT)の基地がボコ・ハラムに襲われ2000人以上が殺害された(ナイジェリア政府は150人と発表)、さらに12日には二人の10歳前後の少女による自爆テロにより20人が死亡→しかし世界の目、関心は17人が死んだパリに集まっている(40ヶ国の首脳と160万人が集合)と→これを次のように言う〈OLD-STORY…言い古された話し〉つまり〈アフリカ人の命はヨ―ロッパ人の命より軽い〉と

<南ア系メディアより>

2015.1.6

西アフリカを覆う暗雲〈エボラとボコ・ハラムの背後にあるもの〉

●300人近くの少女の誘拐以来、発見と救出をめぐってナイジェリア、アメリカ関係は最悪に―ナイジェリアはアメリカ(AFRICOM)の救出情報(提供)の真剣度に不信感、アメリカ軍の動きにスパイ嫌疑も、アメリカはナイジェリア軍の人権侵害、腐敗に嫌悪感、さらに西アフリカのリ―ダ―を自負するナイジェリアはエボラ対応のアメリカ(軍)の主導、介入を批判、不快感(エボラ3ヶ国はナイジェリアの裏庭)、一方アメリカは南アと協力してナイジェリアの中国からの武器購入を強く牽制―ボコハラム、エボラ、膨大な石油埋蔵確保の行方は(ナイジェリア+ギニア湾)…(某情報ソ―スより)